2020/11/25 16:59
スノーブル:
スノーブルの表面は「これ以上ない!」というほどに、雪のように白く、手に取らなくても「ふわっ」としている感触が目に見て分かります。
スノーブルという名前は造語で、SNOW(雪)とNOBLE(気高い)という英単語をあわせたもの。
「白色度99%!」の純白な表面は、心地のよい存在感で、ひとの目を引きつけます。
スノーブルと活版印刷の組合せは、「とても上品」という印象です。
この紙に印刷しますと、墨色も朱色も他のどのインキも、色のきれいさがとても際立ちます。
紙の厚さは0.45ミリ。
名刺を活版印刷する紙では、うすめの種類に入ります。
凹みの程度は控えめ。
微塗工紙なので、適度なスムースさをもっており、色のりが良好。かすれが少なくおさまります。
ディープマット(ミストグレー):
ディープマットは豊富なカラーバリエーションを持ちますが、「八や」が提供しているのは、落ち着いた色合いがインキの色を引き立てる「ミストグレー」です。その発色はシックで落ち着いており、「大人が使える」カラーペーパーといえます。
空気を含んでいて凹凸は入りますが、それを感じさせない剛度を保った紙質が特徴です。とても使いやすい、オールマイティーな紙です。
ディープマットはボードペーパーでできていて、印刷の不向きな点はありません。
特にミストグレーという紙色は、どんなインキの色にも合い、落ち着いた雰囲気を醸し出します。
剛度もありますので、印刷した裏に型が響く(裏が凸凹する)ことも少ないのが特徴です。
紙の厚さは0.40ミリ。
名刺を活版印刷する紙では、うすめの種類に入ります。
凹みの程度は控えめ。
落ち着いた印刷を好まれるかたにおすすめです。
ハーフエアコットン:
ハーフエアコットンは広く活版印刷で使われる、人気の高い紙です。
自然な色合いと風合いを持ち、その名の通り、半分空気(エア)を含んでいるような軽やかで柔らかな手触りが印象的です。印字が入りやすいのも特徴のひとつです。
ハーフエアコットンの色は、ややクリームがかった白色です。
活版印刷用の紙として定着しつつありますが、インキののりは良いとはいえません。
広範囲を塗りつぶす(ベタ塗り)ような印刷には向きませんが、字を中心とした印刷の場合は、軽やかな紙に凹凸が充実して、その素材感が発揮されます。
紙の厚さは0.43ミリ。
名刺を活版印刷する紙では、中間の厚さです。
凹みの程度は中程度。
嵩高の用紙でふわっとしていて印圧が入りやすく、好まれやすい紙です。
アラベール:
アラベールには「ナチュラル」、「ホワイト」、「スノーホワイト」と、いくつかの種類がありますが、「八や」が提供しているのは、紙そのものの色合いを残している「ナチュラル」です。
その表面は一見画用紙のようで、かすかにザラザラする手触りが心地よい高級印刷用紙です。デザイナーに最も人気の高い紙、と聞いたことがありますが、この紙の風合い、色合いをながめてますと、それもうなずける気品のようなものを感じます。
ナチュラルはやや黄味を帯びた淡いクリーム色です。
高級印刷用紙だけあって、高い印刷適性と発色性を保ちながらも、オシャレなプリントが実現できます。
この紙に印刷しますと、凹みがさりげない、心地の良い仕上がりが味わえます。
紙の厚さは0.31ミリ。
名刺を活版印刷する紙では、うすめの種類に入ります。
凹みの程度は控えめ。
紙本来の良さを味わえる非塗工紙で、活版印刷すると一枚一枚の個性を感じることが出来ます。
LPマット:
深い凹凸の印影を、手頃な値段の紙で表現したい方におすすめの紙です。
LPは「Letter Press(活版印刷)」の頭文字で、その名の通り活版印刷の凹凸がしっかりと表現できる紙です。
LPにはもうひとつ「Light-brown Paper」という意味もあり、クラフト調の表現にその魅力を発揮します。自然なクラフト感を印刷する場合、定番中の定番です。
活版印刷の凹凸がしっかりと表現でき、インキのニジミやカスレが少ない印刷が出来ます。
クラフト調の色合いは手刷りの活版印刷と良く合って、手にする方々に愛着を感じさせることが出来ると思います。
紙の厚さは0.80ミリ。
名刺を活版印刷する紙では、厚めのクッションペーパーです。
凹みははっきりと表現できます。
深い凹凸の印影を好まれるかたにおすすめです。
特Aクッション:
深い凹凸の印影を楽しめるクッション性があり、手触りのサラサラ、ふわふわで温かみが感じられる活版印刷を代表する紙です。
インクののりも良く、印刷適正がとても高い、王道の印刷用紙といえます。
とても心地の良いやさしい手触りと、しっかりした厚みをあわせ持っていて、その個性は、このカードを渡された相手にもしっかりと伝わります。
活版印刷の良さを味わいたい方には、この紙を自信をもっておすすめします。
ふわふわ、サラサラした中でも、紙の腰はしっかりと持っていて、活版印刷との相性は抜群だといえます。オフホワイトの落ち着いた白色の表面に、凹凸がしっかりと入り、極上の印刷を感じることができます。
紙の厚さは0.80ミリ。
名刺を活版印刷する紙では、厚めのクッションペーパーです。
凹みははっきりと表現できます。
活版印刷の良さを感じたいかたにおすすめです。