ABOUT | 活版印刷室 HACHIYA

病気療養のため、しばらく閉店させていただきます。

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1片の紙がきっかけで、その日1日が、かけがえのない、よろこびにみちた1日になった経験はありますか?わたしは、その経験があります。
小さな小さな印刷室ですが、広く活版印刷のステキさを知ってもらいたいという大きな夢があります。

「活版印刷」は、今から550年くらい前にヨーロッパで生まれてから、500年間の長いあいだ、印刷の中心として長く活躍してきた技術です。
この技術で生み出される印刷物は、機能美と芸術的な美しさをあわせ持った、用の美を体現しており、ひとつの工芸品であるといえます。

でも、いまは、かんたんで手軽なデジタルの印刷技術や、パソコンとプリンターの一般化によって、活版印刷はその火が消えようとしています。
自分は、大きなことはできませんが、この工芸技術をつたえていくことに関わっていきたいと思っています。

あなたは活版印刷の名刺をもらったことはありますか?

活字とよばれる金属のハンコのようなものにインキをつけ、厚めの紙に押しつけますと、印刷された文字の部分がへこんで出来上がります。
凸凹の面白み、一枚一枚ていねいに刷ることでできる一枚一枚の個性。世界で一枚だけの名刺を持てることは、活版印刷の大きな大きな魅力であり、デジタルの印刷では味わえないものです。
わたしは、この手刷りの名刺をいただいたとき、あたたかさとよろこびとともに、その名刺といただいた方に対してとても魅力を感じました。

あなたも伝統の印刷技術でつくられた、特別な名刺を手にしてみませんか。

会社名
活版印刷室 HACHIYA